『水属性の魔法使い』は複数ナレーターの朗読が魅力
『水属性の魔法使い』は複数ナレーターによる掛け合いが物語に奥行きを与え、読む以上に聴く楽しさが際立つ作品です。主人公のコミカルなやり取りから、緊張感のあるシリアスシーンまで、音声だからこそ伝わる臨場感が魅力です。
本記事では、『水属性の魔法使い』の基本情報やAudibleでの評価、実際に聴いた感想を紹介します。
『水属性の魔法使い』の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | 水属性の魔法使い |
| 著者 | 久宝 忠 |
| ナレーター | 佐原 芽依, 平川 嵐, 大友 俊, 山本 彬, 七原 帝子, 成塚 衣和美, 中村 精道 |
| 再生時間 | 12時間58分([1巻]水属性の魔法使い 第一部 中央諸国編1) |
| ジャンル | 文学・フィクション・ライトノベル |
| 配信形式 | Audible聴き放題対象(2025年時点) |
▼ 『水属性の魔法使い』の特徴
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あらすじ
異世界に転生した涼は、水魔法を操りながら隔絶大陸で気ままに生きてきた。だが首なし騎士やドラゴンとの遭遇を重ねるうちに、いつしか人類随一の魔法使いへ成長。天才剣士アベルとの出会いにより、彼の穏やかな日々は歴史の渦へと動き出す。
著者紹介(久宝 忠)
九州を拠点に活動する作家・久宝忠さんは、多様な業界での経験を経て創作の世界へ進まれました。自身の発想力と独自の世界観を活かし、投稿サイトで発表した『水属性の魔法使い』が大きな支持を集めて商業デビューにつながりました。同作はシリーズ化され、多くの読者に親しまれる作品へと成長しています。
ナレーター(声優)紹介
佐原 芽依(さはら めい)
佐原芽依さんは、STAR FLASH所属の声優・ナレーターです。落ち着いた語り口が持ち味で、オーディオブックなど幅広い音声作品で朗読を担当し、聞き手に寄り添うナレーションを届けています。
平川 嵐(ひらかわ あらし)
平川嵐さんは、福岡県出身の声優・ナレーターです。『遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!』『スーパーカブ』などのアニメに出演し、オーディオブック『転生したら皇帝でした』シリーズではメインナレーターの1人として物語世界を臨場感豊かに届けていらっしゃいます。
大友 俊(おおとも しゅん)
大友俊さんは宮城県出身の声優・ナレーターで、BEST POSITIONに所属しています。吹き替えやドラマCD、舞台など幅広い表現活動を行い、オーディオブックでは安定した語りで物語に深みを与えるナレーションを担当されています。
山本 彬(やまもと あきら)
山本彬さんは大阪府出身の男性声優で、1987年10月7日生まれ、事務所はクロコダイルです。アニメ、ゲーム、ドラマCD、ナレーションなど多彩なジャンルで活動しており、幅広い声質と表現力でモブ役から主要役までこなされています。
七原 帝子(ななはら ていこ)
七原帝子さんは東京都出身の声優・歌手で、CROCODILEに準所属しています。アニメ『さらざんまい』で声優デビューし、音楽活動でもステージに立ってきました。オーディオブックの朗読にも参加し、多彩な表現力で作品に深みを与えているナレーターです。
成塚 衣和美(なるつか いわみ)
成塚衣和美さんは愛知県出身の声優で、アプトプロに所属しています。2022年の声優オーディションでグランプリを受賞し、アニメやゲーム、ナレーションなど幅広く活動されています。オーディオブックでも丁寧な語りを届けるナレーターとして活躍しています。
中村 精道(なかむら きよみち)
中村精道さんは富山県出身の声優で、アニメやゲーム、吹き替えなど幅広く活動されています。『京都寺町三条のホームズ』などに出演し、表現力豊かな演技が持ち味です。ナレーションも手がけ、多様な声の表現で作品を支える実力派として知られています。
Audible版『水属性の魔法使い』の評価
シリーズで★4.5(全946件)を獲得(2025年11月時点)。複数のナレーターによる没入感の高い朗読と詳細な設定を丁寧に解説している点が評価されていました。
細かな補足がこの作品の妙
水分子の説明から温度について、そこから絶対零度の解説という、アニメだとカットされるだろう余談がとてもラノベらしくて好ましい。(一部抜粋)
- 🎙 パフォーマンス 5.0
- 📖 ストーリー 3.0
はい、最高
ナレーションのノリがいいね(一部抜粋)
- 🎙 パフォーマンス 5.0
- 📖 ストーリー 5.0
スロースターター
第1巻はほぼ世界観の説明に終始します。でも、第2巻からどんどんおもしろくなっていくのであっという間に第4巻まで読んでいました。(一部抜粋)
- 🎙 パフォーマンス 3.0
- 📖 ストーリー 3.0
Audible版『水属性の魔法使い』を聴いた感想レビュー
『[5巻]水属性の魔法使い 第一部 中央諸国編5』まで聴いた感想です。
よかったポイント
①複数ナレーターの臨場感
複数のナレーターがキャラクターごとに声を担当しているため、人物の区別がつきやすく物語に入り込みやすかったです。掛け合いの魅力もより鮮明に感じられました。
②主人公と周囲の掛け合いの面白さ
おとぼけ気味の主人公に振り回される周囲のキャラクターたちとのやり取りが絶妙で、聞いていて思わず笑ってしまうような軽快さがあり、とても楽しめました。
③緩さの中にある熱い展開
ゆるい雰囲気の物語の中にもシリアスな場面があり、時折「おっ」と驚かされる熱い展開が盛り込まれていて、ワクワクしながら聴き進められた点が魅力的でした。
気になったポイント
①序盤のストーリー進行のゆったり感
設定や状況の丁寧な説明が続くため、序盤は物語の展開がややゆっくりに感じられました。じっくり世界観を味わうタイプの構成だと感じました。
②多くの登場要素による混乱
人物や国、パーティなどが多く登場するため、ながら聴きをしていると関係性を把握しきれず、時折混乱することがあり、集中して聴く必要を感じました。
全体の感想
軽快さと奥行きを併せ持つ物語だと感じました。複数ナレーターによる掛け合いは作品の魅力を大きく引き上げ、キャラクター同士の関係がより立体的に伝わってきます。
丁寧な説明が多くゆったり進みますが、物語が動き始めると一気に熱さが増し、ワクワクする展開が続きます。ユーモアとシリアスが程よく混ざり、聴きごたえのあるオーディオブックでした。
『水属性の魔法使い』のアニメ化情報
『水属性の魔法使い』は2025年1月にアニメ化が発表され、同年7月よりTBSテレビとBS11で放送されています。
制作は颱風グラフィックスとWonderlandが手がけ、全12話のシリーズとして展開されています。映像化により、キャラクターの動きや魔法表現がより鮮やかになり、原作やオーディオブックとはまた違った魅力で楽しめる作品になっています。
Audibleで『水属性の魔法使い』を聴いてみよう!
今回は、Audible版『水属性の魔法使い』の著者情報やナレーター情報、実際に聴いた感想などを紹介しました。音声ならではの臨場感と複数ナレーターによる掛け合いが作品の魅力を引き立てています。興味を持った方は、ぜひAudibleで世界観を体験してみてください。








