オーディブルのデメリットは「人によって感じ方が違う」
本を読むのではなく耳で聴く『Audible(オーディブル)』には、いくつかのデメリットがあります。
ただし、それらは使い方・環境・目的によって感じ方が大きく変わります。
本記事では、一般的に指摘されるオーディブルのデメリットに加え、自分にが合うかを判断する方法を解説します。
オーディブルのデメリット9選
1.月額料金が高い
オーディブルの月額料金は、ほかのサブスクリプションサービス(NetflixやSpotifyなど)と比べるとやや高めです。
月に聴く冊数が少ないほど割高に感じやすく、読書量が少ない人にはハードルの高い価格といえるでしょう。
サービス名 | 月額料金(税込) |
---|---|
Audible(オーディブル) | 1,500円(プレミアムプラン) |
Amazonプライム | 600円 |
Netflix | 1,490円(スタンダードプラン) |
>> Audible(オーディブル)の月額料金はいくら?プラン内容・無料体験・コスパまで徹底解説
2.音量が調整しにくい
オーディブルは音量の調整がしにくいという声が目立ちます。Bluetoothイヤホン使用時に「最大でも小さすぎて屋外では聞こえない」という報告が多く、Android・iPhone双方で発生しています。
環境音がある場所や移動中は聞き取りにくく、快適な音量に合わせられないと感じるユーザーが少なくありません。
サービスには満足していますが、なぜいつまでも音量の問題が改善されないのでしょうね。ネットで検索すると困っている人は多いです。Bluetoothイヤホンで使用すると音量が小さすぎます。アンドロイドですが、iPhoneでも同じようです。
Google Play 評価とレビューより引用
3.アプリが不安定
オーディブルアプリの安定性には不満の声があります。ナビや地図など他アプリの音声が割り込むと、再生が途切れたり停止したまま自動で戻らない場合があり、都度アプリに切り替えて再生し直す必要が生じます。
運転中や移動中の利用で不便だと感じるユーザーが多いです。
アプリが不安定。ほぼ毎日使ってます。特に車の運転中には100%使ってますが、GoogleMAPとの相性が悪く成ったのか?道案内が数本入ると音声が停止します。いちいちAudibleを選択、再生しないと音声が始まりません。
Google Play 評価とレビューより引用
4.難しい内容が頭に入りにくい
耳で聴く読書は、目で読む読書に比べて内容を理解しづらいと感じる人もいます。ビジネス書や専門書のように構成が複雑な本では、情報を整理しながら聴くのが難しく、重要な部分を聞き流してしまうことがあります。
メモを取りにくい点もあり、理解や記憶に残りにくいと感じる人が少なくありません。
5.支払方法が少ない
オーディブルの支払い方法は、クレジットカードとデビットカード(請求先住所が日本国内に限る)にほぼ限定されています。
電子マネーやコード決済、ギフト残高などは使えないため、クレジットカードを持たない・使いたくない人にとっては、登録までのハードルが高くなっています。
クレジットカードがないと利用できないのやめましょうよ。クレジットカード持たない主義の人が世の中にはいるんですよ?
Google Play 評価とレビューより引用
6.ナレーターの声・朗読が合わない
オーディブルの作品はプロが朗読しますが、声のトーンや演技の濃さ、役の演じ分けは好みが分かれます。
アニメ声優の表現が強すぎて内容に集中しづらい、男性が女性役を演じると違和感があるといった感想も見られます。
アニメ声優が無理でした あと女性役を男性声優がやってるのも苦手…普通にやってほしい 本が聴きたいのにそんな理由で無理でした 残念
Google Play 評価とレビューより引用
7.退会方法がわかりにくい
退会手続きがアプリ内で完結しない点はデメリットです。スマホアプリからは退会できず、Web版の公式サイトにアクセスして手順を進める必要があります。
手続き画面までの導線が分かりにくいとの声もあり、「やめたい時にすぐやめられない」と感じるユーザーが少なくありません。
内容はよかったですが、しばらく休むつもりで退会しようと思ったら凄く大変でしたので、もう再開することはないです。
Amazon『Audible』カスタマーレビューより引用
>> Audible(オーディブル)解約方法と注意点|休会との違い・無料体験の解約方法も解説
8.機能面での細かな不便
倍速やスリープは便利ですが、細部の使い勝手に不満の声があります。
章・見出し単位で移動しづらい、戻る/進むの秒数を柔軟に変えにくい、イヤホン操作やウィジェットの反応にラグがあるなど、小さな不便が積み重なりストレスになりやすいです。
アップデートで画面分割時にストップボタン、そして10秒(など)先送りボタンが消えて非常に使いにくくなった。 また巻き戻しは10秒が最短だが5秒も欲しい。
Google Play 評価とレビューより引用
9.単品購入の価格が割高
オーディブルでは、聴き放題対象外の作品を単品購入できますが、価格は1冊2,000〜4,000円台になることが多く、紙の本やKindle版より高くなる傾向があります。
プレミアム会員の購入時割引(例:30%オフ)がありますが、それでもおおよそ2割ほど高くなります。
媒体 | 価格(税込) |
---|---|
単行本(紙の本) | 1,760円 |
Kindle版(電子書籍) | 1,584円 |
Audible版 | 2,100円(30%OFF適用) |
オーディブルデメリット診断|あなたはどのタイプ?
タイプ | 特徴 | 向いている? |
---|---|---|
移動が多い人 | スキマ時間を活用したい | 向いている |
集中して勉強したい人 | 知識を定着させたい | 向いていない |
物語を楽しみたい人 | 聴覚で感情を感じたい | 向いている |
コスパ重視の人 | 料金を最重要視 | やや不向き |
BGM感覚で使いたい人 | ながら聴きをしたい | 向いている |
本を読むのが苦手な人 | 活字より音声のほうが理解しやすい | 向いている |
細かくメモを取りたい人 | 内容を整理・記録したい | 向いていない |
声や演技にこだわりがある人 | ナレーターの雰囲気を重視 | 向き不向きが分かれる |
表の結果を参考にして、自分の生活スタイルとオーディブルの相性をチェックしてみてください。
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オーディブルを実際に使って感じたデメリットと、快適に使うコツ
1.「ながら聴き」だと内容が頭に入りにくい
ビジネス書など情報量が多い本は、聞き逃すと流れをつかめなくなり、内容が頭に入りません。
そこで意識的に「耳を使うシーンを選ぶ」ようにしました。
たとえば、単純作業中や散歩中など、頭を使わない時間に聴くと内容が入ってきやすくなります。
また、倍速再生を1.2〜1.5倍に調整すると、テンポが合って集中しやすくなりました。
ウォーキング中に聞くのがおすすめです!
2.オーディブルの月額料金
ほかのサブスクサービスと比べると、オーディブルの月額料金は割高に感じます。
ただし、本を購入すると1冊1,500円前後することを考えると、聴き放題で数万冊にアクセスできるのは十分お得です。
私のように毎月数冊の本を読む人にとっては、月1,500円のオーディブルはむしろコスパが良いと感じました。
一方で、月にほとんど本を聴かない人にとってはやや割高に感じるかもしれません。
3.機能面の使いづらさとアプリに不安定さ
オーディブルを使っていると、たしかに細かい機能面やアプリの不安定さが気になることがあります。
たとえば私はポッドキャストをよく聴きますが、すべてのエピソードを確認しようとすると表示が止まってしまうことがあり、不便に感じました。

操作そのものはシンプルで使いやすいのですが、こうした細かな不具合が積み重なるとストレスにつながるため、今後の改善に期待したいところです。
>> Audible(オーディブル)の評判は?「マスター」になるまで使ってみた感想
オーディブルのデメリットに関するよくある質問
Q1. オーディブルは本当に頭に入らないの?
オーディブルは「耳で聴く読書」なので、慣れないうちは内容が頭に入りにくいと感じる人もいます。
特にビジネス書や専門書など、図や構造を伴う内容は理解しづらい傾向があります。
一方で、小説やエッセイのようにストーリー性のある本は記憶に残りやすく、慣れると集中して聴けるようになる人も多いです。
Q2.オーディブルをやめた人の理由は?
退会理由として多いのは「料金が高い」「聴く時間が取れない」「内容が頭に残らない」などです。
また、ナレーターの声やテンポが合わず、楽しめなかったという意見もあります。
ただし、通勤・運動中などに活用できる人には高く評価されており、生活スタイルによって満足度が大きく変わるのが特徴です。
Q3. 「つまらない」と感じるのはどんなとき?
「ナレーターの声が合わない、再生スピードが合わない、本の選び方が合っていない」
こうした要因で「つまらない」と感じる人が多いです。
ただし、聴き方を少し工夫するだけで印象は大きく変わります。
自分の興味分野や聴きやすい声の作品を選ぶ、再生速度を変えたり、感情表現の豊かなナレーターを選ぶことで、より楽しめます。
オーディブルが自分に合っているか判断しよう
今回はオーディブルのデメリットについて、ユーザーの声や筆者の体験をもとに解説しました。大切なのは、「自分の生活スタイルや読書目的に合うかどうか」を見極めることです。
30日間の無料体験ができるので、まずは試してみて、自分に合うかを実際に確かめてみましょう。