作品紹介

【Audible × 十二国記】声優や評価を紹介|実際に聴いた感想まとめ

Audible十二国記
本記事にはアフィリエイト広告が含まれています。

『十二国記』は聴くことで世界の奥深さが際立つ

理や王の存在する異世界で、人々の苦悩と成長を描く壮大な物語『十二国記』。
Audible版では、重厚な語りと繊細な感情表現によって、原作の世界観がより鮮やかに広がります。

本記事では、『十二国記』の詳細情報やレビュー評価、実際に聴いた感想などを紹介します。

『十二国記』の基本情報

▼ 作品情報(十二国記)

十二国記の作品情報テーブルスマートフォンでは表を横方向にスクロールできます。
項目内容
タイトル十二国記
著者小野 不由美
ナレーター羽飼 まり
再生時間13時間20分(魔性の子 十二国記)
ジャンルファンタジー
配信形式Audible聴き放題対象(2025年時点)

『十二国記』の特徴

雰囲気 コメディ シリアス
恋愛 控えめ しっかり
バトル 少ない 多い
世界観 現代 異世界
テンポ ゆっくり 速い
ナレーション 落ち着き 感情的

あらすじ

地図にない異世界〈十二国〉を舞台に、天意を受けた霊獣・麒麟が王を選び導く壮大なファンタジー。選ばれた王と麒麟が国を治め、理想と現実の狭間で葛藤しながら、運命に抗う人々を描く重厚な物語。

著者紹介

著者:小野 不由美
小野不由美(おの ふゆみ)さんは、大分県中津市生まれの小説家です。大谷大学在学中に京都大学推理小説研究会に所属し、1988年に作家デビューされました。1991年刊行の『魔性の子』から始まる「十二国記」シリーズで注目を集め、代表作として高く評価されています。『東亰異聞』が日本ファンタジーノベル大賞の最終候補となり、『残穢』で山本周五郎賞、「十二国記」シリーズで吉川英治文庫賞を受賞するなど、多彩な作品を手がける作家です。

ナレーター(声優)紹介

ナレーター:羽飼 まり
羽飼まり(はがい まり)さんは、愛知県出身の声優でアーツビジョン所属です。3月2日生まれ。東京芸能芸術研究所と日本ナレーション演技研究所で学び、映画やドラマの吹き替え、アニメ、ゲームなど幅広い分野で活躍されています。自然な演技と豊かな表現力に定評があり、朗読やナレーションでは作品の世界観に深く引き込む声として高く評価されています。

Audible版『十二国記』の評価

シリーズで★5.0(全1,178件)を獲得(2025年11月時点)。ナレーションの評価がとても高い作品です。

★★★★★ 5.0

泰麒が愛おしい

優しく強い泰麒をオーディブルでも味わうことができて嬉しいです ナレーションはどのキャラクターの声もぴったりのように思いました、続編も楽しみにしています!(一部抜粋)
  • 🎙 パフォーマンス 5.0
  • 📖 ストーリー 5.0
★★★★★ 5

切なる願いは十二国記の地図を添付してほしい

使われる言葉や漢字が難しいのですが、何となくストーリーが頭に入っているので、記憶で補足しながら楽しく聞いています。紙の書籍についている地図をPDFでつけてほしい。聞き手の解像度が変わると思います。(一部抜粋)
  • 🎙 パフォーマンス 4.0
  • 📖 ストーリー 4.0
★★★★★ 4.0

音だけでは難しい

漢字に重要な情報のある作品なので、音声では心許ないというか、魅力が伝わりきらない気がしました。ともあれ、作品はやっぱり好きでしたので継続して聞きます。(一部抜粋)
  • 🎙 パフォーマンス 4.0
  • 📖 ストーリー 4.0

Audible版『十二国記』を聴いた感想レビュー

『月の影 影の海(下) 十二国記』まで聴いた感想です。

よかったポイント

①多視点で描かれる壮大な物語

巻ごとに王や麒麟、そして巻き込まれる人々など、さまざまな立場から語られる構成が魅力です。それぞれの視点が補完し合うことで世界が立体的に感じられ、長編でありながらも飽きずに聴き続けられます。

②異世界を現実として描くリアルさ

「もし異世界に行ったら」という設定を、理不尽さや残酷さを交えてリアルに描写。登場人物たちの心理描写が非常に丁寧で、心の揺れや成長が自然に伝わってきます。他作品にはない生々しさが、聴く者を強く引き込みます。

③シリーズを通してのつながりに胸が熱くなる

他の巻で登場したキャラクターが思わぬ形で再登場する瞬間には、思わず興奮します。キャラクターの背景を知っているからこそ、再会の重みを感じられるのがシリーズものの醍醐味です。

④安心して聴けるナレーターの技量

羽飼まりさんの安定した朗読で、重厚な物語世界にも自然に入り込めます。登場人物の感情や緊張感の表現も繊細で、物語の深みを一層引き立てています。

気になったポイント

①『魔性の子』の前半はややホラー寄り

ファンタジーを期待して聴くと、序盤はホラー的な雰囲気が強く感じられるかもしれません。物語後半で一気に“十二国記らしさ”が現れますが、前半の印象に戸惑う人もいるでしょう。

②難解な語彙と構文

漢字の多い固有名詞や抽象的な表現が多く、音声だけでは把握しにくい部分があります。文字で読むのと比べると、用語や設定を理解するのに少し集中力を要します。

全体の感想

個人的総合評価 ★★★★★ (–)
聴きやすさ ★★★★★ (4.1)
没入感・世界観 ★★★★★ (5.0)
ストーリー・展開 ★★★★★ (4.5)
ナレーション表現力 ★★★★★ (4.5)
ボリューム・テンポ感 ★★★★★ (4.2)

『魔性の子』から聴いた場合は、ファンタジー色が薄く感じるかもしれません。ただし、世界観とナレーションの完成度は非常に高く、作品全体のクオリティは文句なしです。
壮大な物語をじっくり味わいたい人には強くおすすめできるAudible作品です。聴き進めるほどに、『十二国記』という世界の奥深さに魅了されていきます。

Audibleで十二国記を聴いてみよう!

今回は、Audible版『十二国記』について、基本情報や作品の魅力、実際に聴いた感想を紹介しました。複雑で広大な世界を丁寧に描く本作は、声によって登場人物の心情や緊張感がより鮮明に伝わります。壮大な異世界の理を、ぜひ耳で体験してみてください。

Audibleの魅力を
30日間無料で体験してみましょう。

今すぐAudibleを試してみる

※無料期間中に解約すれば料金はかかりません。